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市民活動情報

「SDGsを楽しく学ぶ講座」を開催しました!

12月3日(土)
福島県主催(事務局:ふくしま地域活動団体サポートセンター)、
喜多方市、喜多方市市民活動支援センター共催で
SDGsを楽しく学ぶ講座を喜多方市役所ホール棟2F 大会議室で開催しました。

講師は、2030SDGs公認ファシリテーターで、アオウゼ事業統括コーディネーターの馬場雄基さんです。

SDGsは、
「持続可能な開発目標」という意味で、
国連の加盟国が全員一致で可決した、2016年~2030年までの15年間で達成するための目標です。

その目的は、「人類の生存戦略」
コンセプトは「誰一人として取り残さない」
そのための手段として「経済・社会・環境の調和」が必要で、
その大きな3つの柱を細分化すると、17の目標となります。
さらにそれを達成するための169のターゲット、
それらの達成度を見るための232の指標で構成されています。

先生からSDGsとは何かというお話をお聞きし、ではそのSDGsを体感してみましょう!ということで、「2030SDGs」というカードゲームをやってみました。

このゲームは、2030年に人生のゴールと世界のゴールを達成できるかをシミュレーションするゲームです。

持っているお金と時間を使って、プロジェクト(仕事)を行い、ゴールを目指します。

プロジェクトを行うことでもらえるものや失うもの(お金、時間、やりがい・経験など)があり、それと同時に世界の状況(経済・環境・社会)も変わってきます。

みなさん、手持ちのお金と時間でできるプロジェクトをどんどん進めていきます。
 

前半が終了して(2025年)、気が付けば世界の状況メーターは、経済がすごい成長をみせていますが、環境と社会は危機的な状況となっていました。(例えば、とにかく景気はいいけれど、緑はなく、子どもが戦争に行っているような状況…。)

ここで、自分のゴールと世界のゴールを達成するためには、どんなプロジェクトをしなければいけないのか?
みなさん考え始めます!

環境をよくしよう!社会をよくしよう!でも経済も悪くちゃダメだ!

状況メーターをみながらプロジェクトを進めていった結果、
2030年には

世界は、経済も環境も社会もとてもよい状況となりました!

一方で、個人のゴールは…。
この結果に、先生も「初めてのパターン」と驚いていました。

みんなで一丸となって自分の目標より世界のためにがんばる喜多方のみなさんでした!!

振り返りでは、
・貧困撲滅を目指してプロジェクトをやればやるほど環境が悪くなり、経済はよくなっていく。自分の思いとは別の方に進んでしまった。チグハグ感を突き付けられた感じがした。
・社会をよくしようとプロジェクトをしてもなかなかお金は手に入らない。他の人からお金を借りるということが必要だった。世界をよくしながら富を得ることは可能なのかと思ってしまった。
・すべてのことがつながっていると感じた。
・経済が循環しないと社会も環境もよくならない。
・時間が足りないのは実際の世界と同じだった。

などのお話を聞くことができました。

 

遠いどこかの国で起きていることは自分とは無縁のことではなく、
自分のやっていることが世界につながっている。
世界の目指す目標を見える化して共有することで行動が変わってくる。
個人が変わることで社会を変えることができる。
社会を知ることで個人の行動を変えることができる。

こうした視点を得ることがSDGsの本質だと先生は仰っていました。
また、

SDGsのために何かをやるのではなく、
自分たちがやっていることの延長線上に必ずSDGsがぶつかるはずなので、
それを本気でやれば、それがSDGsを達成する一つになる!

とも仰っていました。

 

ゲームを通して自分たちの生活の中にもSDGsが関わっているということを
みなさん感じていただけたのではないでしょうか。

最初は、むずかしそうで自分にわかるかな?と不安な様子も感じられましたが、ゲームは大いに盛り上がり、タイトル通りに「楽しく」SDGsを学ぶことができました。

講師の馬場先生、参加者のみなさん、ふくしま地域活動団体サポートセンターのみなさん、ありがとうございました!

 

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